カトリック総合教育センター
2026年4月、学校法人ヴィアトール学園は、設置する各校
(洛星中学校、洛星高等学校、洛星ノートルダム女学院中学校、
洛星ノートルダム女学院高等学校、ノートルダム学院小学校)
の連携をより深め、学園全体で横断的な
カトリック教育を推進するため、
「カトリック総合教育センター」を設立いたしました。
本センターは、カトリック・ミッションスクールとしての本学園が、
社会の中でイエス・キリストの生き方に照らされた福音的教育共同体として根ざすことを目的としています。
教職員の教育的価値観を涵養し、次世代に向けた独自の福音的価値を追求してまいります。


Message
メッセージ
カトリック総合教育センター センター長
栗本嘉子
カトリック総合教育センターへようこそ!
今、社会はかつてない速度で変容を続けています。とりわけAI技術の飛躍的な進化は、私たちの暮らしや価値観のみならず、人間の学びや教育の在り方そのものにまで、大きな変革をもたらそうとしています。
だからこそ今、子どもたちに本当に必要とされる力は、知識や情報処理能力だけではなく、「自分とは何者か」「何を大切にして生きるのか」という根源的な問いを、人生の中でもち続ける力ではないでしょうか。
カトリック学校であるヴィアトール学園は、創立以来、福音の精神、イエスのメッセージを土台として、一人ひとりを「かけがえのない存在」として見つめ続けてきました。日々の祈りの中で静かに自己を見つめながら、深い知性を身につけること、また他者の痛みに心を寄せる豊かな感性を磨くこと、そこには、競争や効率だけでは測ることのできない、いのちの輝き、人間の尊厳へのまなざしがあります。
ヴィアトール学園カトリック総合教育センターは、その傘下にある洛星中学高等学校・洛星ノートルダム女学院中学高等学校・ノートルダム学院小学校の各校の生徒・保護者・教職員の一人ひとりが、真に人間らしく輝ける力を得て、共に福音の価値観を分かち合いながら豊かに成長していけるように、励まし、支え、見守る場として存在しています。
カトリック京都司教
✙パウロ大塚喜直
聖母の導きのもと、未来を育む。
学校法人ヴィアトール学園に「カトリック総合教育センター」が設立されましたことを、心よりお慶び申し上げます。
ヴィアトール学園は、洛星中学高等学校、洛星ノートルダム女学院中学高等学校、ノートルダム学院小学校という、長い歴史と豊かな教育の伝統をもつカトリック学校を擁し、京都の地で多くの児童・生徒の成長を支えてこられました。「洛星」の「星」は聖母マリアを表す星を意味し、「ノートルダム」はフランス語で「わたしたちの貴婦人」、すなわち聖母マリアを指します。学園の名称にも、聖母マリアの導きと保護のもとに歩む教育の精神が表されています。
主イエスは、「あなたがたは世の光である」(マタイ5・14)と言われました。また教皇レオ14世は、教育は単なる知識の伝達ではなく、「徳の学び」であると述べています。カトリック教育の使命は、知識を教えるだけでなく、神から与えられたいのちの尊さを見つめ、真理を探究し、他者とともに生き、社会と世界に奉仕する人を育てることにあります。
今回の歩みは、これまで大切に受け継がれてきた教育の精神を、新しい形で未来へと手渡していく、希望に満ちた取り組みです。ヴィアトール会の探究と誠実の伝統、ノートルダム女学院のいつくしみと奉仕の精神は、これからも学園の中心に置かれ、子どもたち一人ひとりを、神から託されたかけがえのない存在として育てる力となることでしょう。
カトリック総合教育センターが、各学校の教育実践を結び、児童・生徒、教職員、保護者、卒業生がともに学び合う場として、カトリック教育の理念を深め、広く発信していかれることを期待しております。
この新しい歩みが、福音の光のもとに人間を育て、平和と希望をつくり出す人を送り出す豊かな実りを結ぶものとなりますよう、神の祝福を心よりお祈り申し上げます。
カトリック京都司教区 本部事務局長
北村善朗
愛されていることから、すべては始まる。
このたび、ヴィアトール学園に「カトリック総合教育センター」が創設され、その顧問を務めることとなりました。この新たな歩みに参与できますことを、深い感謝とともに受けとめております。
ヴィアトール学園は、その創立母体であるヴィアトール修道会、ならびにノートルダム教育修道女会の教育的・霊的遺産の上に、長い歩みを重ねてこられました。両修道会は、フランス革命後の困難な時代の中で、「すべての子どもたちに教育の機会を届けたい」という願いのもとに創立されたカトリックの修道会です。その教育の根底には、「一人ひとりのいのちは大切であり、かけがえのない存在である」という深いまなざしがあります。目の前にいる子どもたちが、自らの存在を肯定的に受けとめ、自分らしく成長し、他者とともに生きる力を育みながら、その恵みを周囲と分かち合っていく、そのような人間へと成長していくこと、それこそがカトリック教育の大切な使命なのだと思います。
現代は、物質的には豊かになった一方で、多くの人々が不安や孤独、生きづらさを抱えて生きる時代でもあります。だからこそ教育の現場においては、知識や技能を伝えるだけではなく、「あなたは大切な存在なのだ」というメッセージを、日々の関わりの中で伝え続けていく役割が求められているのではないでしょうか。
「カトリック総合教育センター」が、そのような時代の中で、ヴィアトール学園の魂ともいうべき役割を果たす場となることを願っております。そして、子どもたちをはじめ、教育に関わるすべての人々が、「人間らしく生きるとは何か」を共に考え、支え合いながら、希望を見いだしていくための場となっていくことを願っております。
神の豊かな祝福が、ヴィアトール学園とカトリック総合教育センターの新たな歩みの上にありますよう、心よりお祈り申し上げます。
カルメル修道会 司祭
中川博道
α世代と共に歩む好機をいただいて…
長年、ノートル・ダム女子学院高等学校で、毎年高3の黙想会を担当させていただいてきました。
今年、新たな学校法人として再出発された時にあたり、あらためてこの世代の皆さんを思いめぐらしておりましたら、今年の日本経済新聞 元旦号第一面で特集していた「α20億人の未来」の記事を思い出しました。
2010年~25年ごろに生まれた史上最多のAIネイティブ世代が「α(アルファ)世代」と命名されています。まさに現在、中学校、高校に在学している生徒さんたちの事です。この人たちがテクノロジーの深化による大変革期を生き、世界人口が100億人のピークに達する50年後も世界を牽引していく中核であり続けるといわれています。
すでに、取りざたされていますように、この大変革期を通して、労働・科学技術・政治・安全保障や倫理・宗教哲学などあらゆる分野が根底から見直されていきます。そして、人間の生き方そのものが、「仕事中心の人生」から「創造・関係性・ケア中心の人生」へと移行し、宗教はAI時代の倫理基盤として再評価される時代を迎えるといわれます。こうした推移の中での教育の場の根本的変化は、避けられません。教育の中心は、知的伝達から、ますます人格形成・倫理・共同体性・創造性へ移ることでしょう。
こうした時代を、アンラーニングしながら、α世代と接触し、共に歩むチャンスをいただくことを深く感謝しております。
イエズス会司祭
柳田敏洋
真実の自己に目覚める教育を。
この度、学校法人ヴィアトール学園カトリック総合教育センターの顧問に就任しました。私は京都の出身で、祖母の代からのカトリック信徒として育ち、京都大学で化学工学を専攻し、修士修了後化学会社の技術研究所で6年間勤務した後、カトリック修道会イエズス会に入会しました。入会の動機は、人生は一回限りであるので、人生の生きる意味や真理とは何かを極みまで追求したいと思ったからです。そのような経緯からカトリック司祭となった後インドで出会った仏教由来の瞑想に心が開かれ、この瞑想をキリスト教の中で生かそうと現在「キリスト教的ヴィパッサナー瞑想(マインドフルネス瞑想)」として人々に手ほどきしています。
キリスト教では人間は無条件の愛である神の似姿として造られたと信じています。私たちの人間性は自己中心的なエゴに支配されるところも多いのですが、その奥には神の似姿としての「真実の自己」があり、この「真実の自己」に目覚めて生きることこそ、人間の根本目的であると思っています。教育は一人ひとりの持つ人間性と可能性を主体的に開花させ、社会と世界に奉仕できる人間を育てることを目指します。カトリック教育では神の愛に支えられた自覚の中で無条件の愛を生きる人となり、人々に愛と平和をもたらし、他者に対する尊敬と寛容を示し、共に住む家である地球へのやさしさを育むことを目指します。
困難を抱える社会と世界の中で真に愛と平和をもたらす人を教育する大切さを感じながら、私自身の瞑想体験も生かし、少しでも奉仕していければと願っています。
関西学院大学 国際学部教授
關谷 武司
人を育てる。その原点を未来へ。
このたび、学校法人ヴィアトール学園カトリック総合教育センターの顧問を拝命いたしました。身に余る光栄と深く感謝申し上げますとともに、その責務の重さを改めて心に刻んでおります。
ヴィアトール学園は、1831年にフランスのリヨンでルイ・ケルブ神父によって創立された聖ヴィアトール修道会の精神を礎に、「こころ・あたま・からだ」の調和を重んじる全人教育を一貫して実践されてまいりました。カトリックの福音的価値観に根ざし、ひとりひとりを「神に愛された存在」として尊重するその姿勢は、教育の本質的な使命と深く響き合うものがあります。
私はこれまで国際教育の研究と実践に携わり、異なる文化・価値観を持つ人々が互いを理解し、共に生きることのできる社会の形成を目指してまいりました。近年は、みずから問いを立て、思考を深める「探究学習」の重要性にも強い関心を寄せております。人間としての根を持ちながら、世界へと開かれた視野を育むというヴィアトール学園の理念は、まさにこれらの問題意識と軌を一にするものと感じております。
カトリック総合教育センターが担う使命は、単なる知識の伝達にとどまらず、倫理的判断力と深い人間性を備えた次世代を育むことにあると理解しております。人工知能の急速な発展が人間社会のあらゆる領域を根底から揺さぶりつつある今日、技術の進歩に流されることなく、何のために学び、いかに生きるかを問い続ける力こそが、教育の核心に据えられなければならないと確信しております。その意味において、カトリックの人間観を基盤とするセンターの役割は、これまで以上に大きな意義を帯びていると感じます。微力ではございますが、持てる知見と経験を尽くし、センターの発展と教育の深化に貢献できますよう、誠心誠意努めてまいります。
皆様のご指導ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
カトリック京都司教
✙パウロ大塚喜直
聖母の導きのもと、未来を育む。
学校法人ヴィアトール学園に「カトリック総合教育センター」が設立されましたことを、心よりお慶び申し上げます。
ヴィアトール学園は、洛星中学高等学校、洛星ノートルダム女学院中学高等学校、ノートルダム学院小学校という、長い歴史と豊かな教育の伝統をもつカトリック学校を擁し、京都の地で多くの児童・生徒の成長を支えてこられました。「洛星」の「星」は聖母マリアを表す星を意味し、「ノートルダム」はフランス語で「わたしたちの貴婦人」、すなわち聖母マリアを指します。学園の名称にも、聖母マリアの導きと保護のもとに歩む教育の精神が表されています。
主イエスは、「あなたがたは世の光である」(マタイ5・14)と言われました。また教皇レオ14世は、教育は単なる知識の伝達ではなく、「徳の学び」であると述べています。カトリック教育の使命は、知識を教えるだけでなく、神から与えられたいのちの尊さを見つめ、真理を探究し、他者とともに生き、社会と世界に奉仕する人を育てることにあります。
今回の歩みは、これまで大切に受け継がれてきた教育の精神を、新しい形で未来へと手渡していく、希望に満ちた取り組みです。ヴィアトール会の探究と誠実の伝統、ノートルダム女学院のいつくしみと奉仕の精神は、これからも学園の中心に置かれ、子どもたち一人ひとりを、神から託されたかけがえのない存在として育てる力となることでしょう。
カトリック総合教育センターが、各学校の教育実践を結び、児童・生徒、教職員、保護者、卒業生がともに学び合う場として、カトリック教育の理念を深め、広く発信していかれることを期待しております。
この新しい歩みが、福音の光のもとに人間を育て、平和と希望をつくり出す人を送り出す豊かな実りを結ぶものとなりますよう、神の祝福を心よりお祈り申し上げます。
カトリック総合教育センター センター長
栗本嘉子
カトリック総合教育センターへようこそ!
今、社会はかつてない速度で変容を続けています。とりわけAI技術の飛躍的な進化は、私たちの暮らしや価値観のみならず、人間の学びや教育の在り方そのものにまで、大きな変革をもたらそうとしています。
だからこそ今、子どもたちに本当に必要とされる力は、知識や情報処理能力だけではなく、「自分とは何者か」「何を大切にして生きるのか」という根源的な問いを、人生の中でもち続ける力ではないでしょうか。
カトリック学校であるヴィアトール学園は、創立以来、福音の精神、イエスのメッセージを土台として、一人ひとりを「かけがえのない存在」として見つめ続けてきました。日々の祈りの中で静かに自己を見つめながら、深い知性を身につけること、また他者の痛みに心を寄せる豊かな感性を磨くこと、そこには、競争や効率だけでは測ることのできない、いのちの輝き、人間の尊厳へのまなざしがあります。
ヴィアトール学園カトリック総合教育センターは、その傘下にある洛星中学高等学校・洛星ノートルダム女学院中学高等学校・ノートルダム学院小学校の各校の生徒・保護者・教職員の一人ひとりが、真に人間らしく輝ける力を得て、共に福音の価値観を分かち合いながら豊かに成長していけるように、励まし、支え、見守る場として存在しています。
Activities
主な活動内容
宗教行事・教育の監修

- 学校黙想会の企画および講師選定
- 校内ミサの監修・司式神父の選定
- 平和学習・クリスマス関連行事の監修
- 建学の精神を深める研修の支援(朝礼・静修)
- 宗教研究の助言
教職員研修の運営

- 五校合同研修会(夏季)の実施
- 初任者・中堅教員・管理職への階層別研修
- その他教育研修会の開催
グローバル体験・巡礼の旅

- ローマおよび世界各地のカトリック教育機関との交流
- 国内外社会活動ワ ークショップ(フィリピン等)の実施
- その他カトリック・グローバル・ネットワークの構築と活用
保護者・卒業生への活動

- 聖書講座の開講(洛星中学校・高等学校、洛星ノートルダム女学院中学高等学校、ノートルダム学院小学校)
- 保護者・卒業生保護者対象の黙想会
- 公開講演会の実施
Event schedule
行事予定(抜粋)
| 4月 | 着任•新任教職員カトリック教育研修、 教職員年度始めのミサ、 入学式、 全校黙想会 |
|---|---|
| 7月 | 平和を考える日(平和学習) |
| 8月 | 合同教職員研修会 |
| 12月 | 各校クリスマス関連行事 |
| 3月 | 教職員対象研修 |
Overview
組織概要
| 設置場所 | 学校法人ヴィアトール学園法人本部内 |
|---|---|
| 構成員 | センター長、常任委員(各学校長)、各校指名委員、理事 |
| 顧問 | 北村善朗(カトリック京都司教区司祭)、中川博道(男子銑足力ルメル修道会司祭)、柳田敏洋(イエズス会司祭)、關谷武司(関 西学院大学国際学部教授) |